オルカの日記

雑記と少しの自転車旅

脅迫者から手紙が届いた話。

もう出発するする詐欺認定でいいと思う。

うん。まだ出発できてない。

 

ここからは言い訳タイムになるんだけどさ。

姪っ子が土曜日に来たんよ。

「今日で僕と遊ぶの最後だよ」って言うと、姪っ子の、特に下の方の子がめっちゃくちゃ焦っててさ、秘密基地なんか作ってその中でのんびりしてると、「今日で最後なのにこんなことしてる場合じゃない!」と焦ってなにをしても空回り、空回り。

義妹の「帰るよー」の声にテンションダウンからの泣き出し。まぁこれはいつも通りなんだけど笑

今回は最後だからその鳴き声に僕もグッと来てしまって、ついつい来週まで延期を…と考えた次第で。

 

って言うのは冗談。や、話自体は事実なんだけどさ。

 

まだ確実ではないけどもう事件性はないだろう、と非公開にしていた少額訴訟とその支払いの記事、脅迫電話の記事を公開に戻す。

 

 

orukamon.hatenablog.com

 

 

まぁ、その脅迫電話の件で進展があってさ。

脅迫電話の記事を公開してから次の日くらいかな。やっぱり相手に手紙は送っておくべきだろう、と手紙を書き始めたのよ。

警察からは「電話番号が同じとはいえ、本人からの電話とは限らない」と言われたけれど、まぁ電話内容からして十中八九、いや、十中十、彼からの電話だからね。

 

「君の家電(×かでん○いえでん)から僕の父親へ罵声の電話があったんだけど」

「犯罪行為だってわかってる?」

「金を返さないだけじゃなくて、関係ない身内を脅迫してくるってのはどういう了見だ」

「今後、実家への電話、訪問の禁止。身内への手紙の送付禁止な」

「電話、訪問があったらその場で問答無用で警察呼ぶ」

「父親が被害届出すって言うなら止められんからこれ以上刺激すんな」

 

という内容をしたため、5月12日金曜日、簡易書留で送付。ちなみにこの日は僕の誕生日。別にこの歳で誕生日なんてどうでもいいんだけれど、誕生日に脅迫電話の抗議文を書くというのもなかなか経験できない乙なものである。

身内に危害が及ぶ可能性がある以上はやんわりと伝えても仕方がない。脅迫電話に対しては強く抗議した。恐らく酒の勢いで連絡をしてきただけだろう、という判断だけれど、万が一があっても困る。自身の行いがいかに愚かなことかを自覚してもらわなくては仕方がないのだ。

発送が金曜日だったのだが、どうやら簡易書留でもすぐに届くわけではないようだ。相手に届いて数日は反応があるか(実家に電話、訪問があるか)を確認しておかなくてはという思いから、日曜日に届いていない時点で旅の延期を決めた。(言い訳)

そして5月15日、月曜日。郵便追跡サービスで午前中に届いたことを確認した。

さすがに受取拒否、という流れにはならなかったようで安心した。

 

それから数日は相手の反応待ちだ。もちろん反応がない方が好ましい。何もないことを祈りながら、いつ出発すべきかと何度暗礁に乗り上げたかわからない自転車旅を考える。相手からの反応次第では、どんどん延期されてしまうし、出発日は完全に未定となった。

それでも準備は怠らず、待ち時間にパッキングを工夫したり、BE-PAL(ビーパル)6月号の表紙「今こそ自転車旅へ!」に惹かれてうっかり付録つきの高額雑誌を買ってしまったり、家族宛てに僕のいない間に何かあった時のためのマニュアルを作ったりした。

ちなみにBE-PAL2023年6月号の付録、Nangaのソロテーブルはとてもコンパクトで「自転車旅にはこれくらいでいいんだよ」という安っぽくて遠慮なく使えるちょうど良さから旅に持っていくことにした。

 

 

そして、本日2023年5月17日。反応があった。

「禁止」としっかり釘を刺したにもかかわらず、僕の父親宛に彼から手紙があった。

 

宛名は「○○家の父さんへ様」。独特の言い回しである。

 

簡易書留で届き、父から受け取った段階で開封してある。すでにその中身を一読しているようだ。

この件に一切関係ない父親を巻き込むのはいい加減にして欲しいところだが、電話や訪問という選択肢を取ってこなかったことには安堵した。

電話、訪問は即警察に通報すると書いたことで、彼もそこは自重したようだ。

父から受け取った封筒は分厚く、重みを感じる。

この重みの理由は裁判後に僕が送付した手紙をコピーだった。

丁寧に先日送った抗議文のコピーも同封されており、鉛筆書きでいつ届いたものかの記載もある。

手紙は法律に触れぬよう書いているし正当な督促、支払い提案なので父に見られてもダメージはないのだが、これで相手の思惑が見えてきた。

手紙の内容は個人情報に関わる名前は伏せ、読みづらいが原文ママで記載する。

 

  紙が多くなるのでこれに書きました。

  急に電話をして本当に申訳けありませんでした.ごめんなさい

  ○○(僕)君が息子のことを書いて有りました

  が家にいないです 女の子と同性しています.

  仕事運転の仕事です基本給があまりに

  も安すいです12万円 大形車の運転です.

  息子に3万位づつ手伝つてもらえと書いて

  いますが安すすぎてクレジット会社から

  かりてしのいでいると言ってました

  ○○(僕)君が仕事していないのであれば

  仕事するようにしゃべったらどうですか

  よけいなことですが

 

という内容で、字は前後から判断する必要があるほどきったねぇところも。

今からこれをひとつひとつ確認していく。

 

「紙が多くなるのでこれに書きました」

 

これは、彼が裁判所に提出した答弁書のコピーの裏にこの手紙が書いてあるからだろう。

確かにA 4用紙が6枚、四つ折りにして封筒にみっちみちに詰めてあったので一枚でも減らしたい気持ちはわかる。

 

「 急に電話をして本当に申訳けありませんでした.ごめんなさい」

 

僕の送った手紙でなのか酒が抜けたからなのかはわからないが(そもそも酒を飲んでいたのかは不明だが)、電話で脅迫、罵声を浴びせたことがいかに悪手だったかを理解したのだと思う。何より、罵声を浴びせた相手に手紙を送る以上、最低限必要な謝罪があったことは安堵するところだろうか。しかし、急な電話の謝罪であって脅迫、罵声という行為に対しての謝罪ではないのだから形式上の謝罪であることがよくわかる。

 

「○○(僕)君が息子のことを書いて有りましたが家にいないです 女の子と同性しています.仕事運転の仕事です基本給があまりにも安すいです12万円 大形車の運転です.息子に3万位づつ手伝つてもらえと書いていますが安すすぎてクレジット会社からかりてしのいでいると言ってました」

 

まぁ分析するまでもなく、「息子には頼れねぇんだよ」ということだろう。こちらとしては、それが返済できない理由にはならないから主張は変わらないんだけれど。

問題は、これを僕の父親に宛てた手紙に書いた理由だ。僕の父親に状況を把握してもらって、同情を誘って督促をやめさせたい、という魂胆なのか、こういう事情で声を荒らげてしまったんだ、ということなのか…。

僕の手紙のコピーには鉛筆書きで「これをよんだら全部すぐ処分してください」との記載もある。僕に知れるのを防ぐための証拠隠滅だと思われるが、どうやら彼は僕の父親が味方になり、督促をやめさせてくれると本気で思っているように思える。僕の父親は彼に脅迫され、罵声を浴びせられた人間である。その加害者の味方をすると信じているとは浅はかで愚かだと言わざるを得ない。状況は変わらないだろうが百歩譲って、せめて母親に宛てるべきだったのではないだろうか。

 

「○○(僕)君が仕事していないのであれば仕事するようにしゃべったらどうですかよけいなことですが」

 

いやこれマジで余計なことなんだがw w w w

めっちゃ煽ってくるじゃんw w w w

「この人金がないから督促してくるんだな。よし、働かせよう」みたいな勘違いからくる考えなんだろうか。一応自転車旅を計画するくらいに金はあって、それ目的で仕事を辞めてるのだが、自転車旅は親に話していない現状では、父親は「確かに仕事した方がいいんじゃねぇの?」という話をしてきかねない。現在無職なのは確かなので、この指摘は的外れながらも無駄にダメージがある。しかも僕の名前が間違ってて殊更に煽られてる気がする。非常に悔しい。

まぁ冗談はさておき、僕はあくまで、契約書が時効になる前に裁判を起こしただけで、判決が出た以上はしっかり計画的に弁済してくれよっていうだけだったのだが。

 

 

正直、僕だってこんなことを長々とやっていたくはない。いつでも頭の片隅にこの契約が残っていることがストレスで仕方がない。だからといって、この貸金を放棄するような、支払わない者勝ちのような状況にするわけにもいかないし、なによりこの件で第三者を脅迫した人間に屈するわけにもいかない。他の借金を優先し、僕への支払いを後回しにして解決をはかる裁判にも出廷しなかったことを僕は忘れていない。本当に完済しようという気概が見えない以上、僕が折れることはない。この問題は相手の非礼と僕の意地の問題なのだ。

 

相手も高齢だ。このままでは生涯完済は難しいし、当人だって相続者に迷惑をかけたくはないはずだ。存命のうちに完済を目指すのは当然のことだと思うが、提案されるのは遅延損害金にも満たない支払い案のみ。生涯支払い続けても残金は増えていく。その負担は膨らんで相続者に渡る。これを解決案とは言えない。

せめて、「こういう状況だから支払いは難しい。裁判後の提案で申し訳ないが、今後の遅延損害金はなしにして、毎月〇〇円の支払いを○年続け、総額○○円支払うという話で完済に向けて頑張りたい。何とかならないだろうか。」と減額を提案しないと解決が難しいと思う。

このままいけば彼が長生きしたぶん借金が増える。彼の遺産は相続放棄ということになり得るし、それなら相続財産管理人でも立てて少しでも回収することになるだろうけれど、この借金を知らずに相続した人間が大変な思いをすることもあり得る。僕もその対応は面倒臭いのでしたくはない。

 

とりあえず、手紙が来たことは警察に報告済みだ。

この手紙で彼からの電話であったことが証明されたわけで、ただこちらも警察も、今は民事で何とかしましょうぜという話で終わっている。

そしてこちらからアクションを起こすと、相手の反応を待たなくてはいけなくなるのでこのまま放置することにした。

5月の支払いは未だされていない(そもそも 4月も満足に支払われていないが)ので、支払う意思があるのかどうかは確認しておきたい。

そして現実的な解決案はなさそうなので支払いの有無に関わらず、自転車旅で岩手に行ったら裁判所に寄って強制執行でも申し立てようかな、と思っている。今はそう思うことにして、自転車旅に出たい。

 

あんなに泣かせた姪っ子に会ったらまた泣かせることになりそうだしなぁ。

明日は木曜日。燃えゴの日だ。出発にはちょうどよさそうだし、明日出発しなかったらタイミングを完全に逃しそう。出発するする詐欺常習犯なので出発するとはここでは言わないことにする。