オルカの日記

雑記と少しの自転車旅

自転車旅をお休みする話。

引き続き放置されていた旅ブログ。

進展があったというか、結果的に旅は一時取りやめ、療養に専念するのに自宅に帰ってきた。

帯状疱疹の症状も治まってきたものの、見た目の気持ち悪さは健在で見た目も含めての完治は数ヶ月先になりそうだ。

あれから数度、病院へ通い、その他の検査もちょこちょことやった。

「頑張る時に頑張るのはいいんだけど、いつも頑張りすぎてしまうのは良くない」と医師に言われる。やらない時はゼロ、やる時は100というやり方ではなく、やらない時は20、やる時は80くらいで運動しなさい、ということだ。至極ごもっともな助言である。

確かに、「限界を迎えてからが本番」という中学の部活のノリで自転車をこいでいた節があった。ただ、自転車界に限らず運動系の世界ではこういうのは普通だと思うし、それを重ねてこそスポーツだと思う。

ただし、それはある程度スポーツをやって体が出来上がった人間のすること。何年と運動もしなかった人間がいきなり毎日自転車100キロこぐようなバカなことをするんじゃない、体がついていくわけがないだろう、と割と真剣に怒られたのだ。

家で療養を始めて、身体のあちこちに違和感がある。左腕がよく痺れるようになったし、伸びをすると太ももあたりがじわっと痛みが走るようになった。経験のない肩こりも続き、体がおかしくなってしまったように感じる。年齢的に四十肩か?と思って調べてみたけれどそれも違うようだ。旅の最中の方がラクだったような気もするが、自転車旅が原因の一端と考えるとなかなか。

もともと不摂生、不養生もあったのでそれがいっぺんに来たのかもしれない。

「やらない時の20」は確かに重要である。

 

そういえば、自転車旅をしていてロードバイクの良さを見つけてしまった。

というより、クロスバイクの弱点なのだろうけれど、姿勢がほとんど一定になってしまうので、決まったところが痛くなる。クロスバイクは手と腰がとにかくやられる。姿勢が一定だと腰が固まるし、手も決まったところに圧力がかかるのでそこだけが痛くなる。そこで手を庇うようにすると今度は肩が痛くなる。

その点ロードバイクはハンドルの握る位置を変えれるのでその心配はないんだろうなぁ、と。まぁ別の悩みはあるんだろうけれど。

 

それと、これはまだ自転車に慣れていないからなのだろうけれど、とにかくスピードが出ると不安。30キロあたりからブレーキかけたくなる。クロスバイクでタイヤは太めとはいえ、先の路面状態もよくわからないままこのスピードで突っ込んで大丈夫なんか?ちょっとした窪みとか砂とかあったらそのまま落車に至るんじゃ?という道もたくさんあるし、自転車乗りは何を信頼してこの道を高速で走るんだろうと自転車旅をしながら思う。そこで自信満々に「自分の技術!」なんて言えるわけもなく、体力も技術もない人間には自転車旅はちょっと早かったのかもしれない。という普通の結論に至ったのである。まぁ、心を折られるほどではなく、またそのうち無茶をしに行きたい欲はある。

 

そうそう、この旅の一番の不満を聞いてほしい。

マジでね、こればっかりは本当に頭に来てんのよ。こいつ、僕の味方をする気が全くないんだな、と。まぁ、「風」なんだけどさ。追い風だった時がないのよ。

一関から石巻に向かうときって、当然山から海に向かうわけだから標高で考えれば全体的に下りの行程になるんだけど、風のせいでその恩恵が全く感じられなかった。向かい風で極め付けは石巻から松島に向かった時かな。強風すぎて下り坂でもこがないと進まないという。上り坂は大人しくチャリ押したわ。まぁ苦労した分松島の景色の感動も大きかったけど、到着が遅れたせいでお魚市場()でギリギリご飯食べられなかったし。

 

まぁ色々学ぶことが多かったんだけど、自転車旅は一端置いといて、今度は別の旅をする予定。その準備ももう進めていて、その内容は別の記事で書こうと思う。