オルカの日記

雑記と少しの自転車旅

久しぶりに記帳した話。

長らく放置したブログ。

もう更新されねぇだろこれってくらい放置されてるけど、充実した毎日を送り過ぎてブログどころじゃなかったってことで。

 

備忘録として残しておくと、2023年6月下旬にスクーターを買って北は北海道、南は和歌山あたりまで遊び回った。

スクーターの旅はGoProでずっと撮っててとんでもないデータ量になっていたりする。

記事にする予定で長々と旅行記をまとめてはいたんだけれど、特にこれと言った面白みもなく、和歌山への旅では0泊4日という「こいついつ寝てんだ?」とツッコミが入る程度の旅をしていたのであまり公に書けない部分も少々。そこを避けて書くのもなんか違うのでこのまま公開するのはやめておこうかと。

 

その結果、このブログは貸したお金の返済記録をただ記載するだけのブログになっているわけだ。

今回も例に漏れず返済記録を載せていく。

 

2024年、1月。

仕事がひと段落して久々の休日。昨年10月から栃木県の塩原の旅館で働き始めて、年末年始は多忙だったわけだ。貸したお金の返済はどうなっているだろうか、と久々に確認してみようと記帳をしにはるばる宇都宮まで出向く。UFJ銀行のATMは栃木県では宇都宮に一ヶ所あるのみで、

塩原から車で1時間以上かけて記帳に行かなくてはいけない。

なぜUFJを返済先に指定してしまったのか、もう今となってはわからない(何も考えてなかっただけだと思う)が、そうしてしまったのだから仕方ない。毎回自分に言い聞かせながら通帳を機械に挿入する。 

さて、記帳の結果はというと、特になんの面白みもなく、順調に返済されていた。

毎月の金額に差こそあれど、返済の意思が見られるので特に何の文句もない。

ただ、眺めてみるとやはり遅延損害金がエグい。

かれこれ12万円は返済されているようだけれど、残金は5万円しか減っていない。

返済する側から見れば地獄ではあるのだけど、裁判にまで持ち込まなきゃいけないほど放置されていたのだから同情はしない。自業自得だ。うん。

 

ちなみにスマホの月々の利用料金はUFJの口座から引き落とされるようになっている。

彼からの返済がそのままスマホの料金に充てられるわけだ。

スマホ代は月々3500円弱だから、毎月5500円ほど発生する遅延損害金で十分に賄われる。

彼が完済するまではスマホが実質無料で使えると考えると返済が長引くのも悪くない、と思える。そうやって負の感情を和らげつつ、数ヶ月後の記帳に備えようと思う。

 

記帳の帰りにヨドバシカメラへ。まだ新年セールの残り香?名残り?がわずかに残ってて、売れ残りの処分品がそこそこ安めに売っていたりする。まぁ、欲しい物はないので眺めるだけなんだけども。

今のパソコンて格安のものでもそこそこのスペックだったりする。まぁ久しくパソコンなんて眺めていなかったから今の平均的スペックをわかってないだけなんだけども。CPUに3Ghzなんて書いてあったら高スペックにしか見えないのに、今はそれが普通だもんなぁ。というか数字だけで判断できない時代になってるんよね。

それでも一番安いのを買っても大丈夫なんじゃね?なんて思えてくる。でも3、4万円くらいの格安パソコンを見てみると、メモリ4GBのパソコンなんてあるのね。流石に低スペックが過ぎるだろう、と順々に見ていったら、メモリ16GBで7万円台のパソコンがあって、CPUも含めてそんなに悪くないスペックだったもんだから思わず買ってしまった。SDカードスロットがないのが不満だったけど、USB3.2もついてるしUSBーCポートもあるしデータ転送でそこまで困ることはないだろうと。

まぁでもiPad Proがあってノートパソコンまで買うのは少しもったいないお金の使い方をしたかもしれないなぁとも思う。それに旅に持ち出すには大きすぎる。

 

…まぁ過ぎたことだからな。iPadじゃできないこともあるし使い倒すことにする。

次の更新はいつになるだろうか。

順調に弁済されている(?)話。

ゴールデンウィークが終わった頃に債務者から脅迫電話があって、強制執行をしようと決めたのだが、支払い状況を見て少し考えることにした。

iPadに記録している弁済状況は以下の通り、ご覧いただきたい。

 

IMG_0091.jpeg

 

脅迫電話は5月10日頃だったろうか。あまりにも腹が立ったし、今後の支払いはないだろうと思っていた。ここらでいっちょ動産執行でもして執行官を相手のお宅に伺わせてみようかと思っていたのだけれど、その後はこちらが提案した金額ではないにしても、なにやら多めの返済をしてくれるようになった。

これならわざわざ強制執行をする必要もないか、と思い直した。

まぁ、16000円の支払いを続けても2028年までかかるんだけれど。時間がかかるとはいえ、それでも完済の意思があるうちは見守るべきだろう。

 

お金を借りようと思っている方は注意していただきたい。

これは32万円とその遅延損害金(20)が膨らんだ結果だ。

47000円支払っても残金は12000円しか減っていない。計画的な借入、返済を。

自転車旅をお休みする話。

引き続き放置されていた旅ブログ。

進展があったというか、結果的に旅は一時取りやめ、療養に専念するのに自宅に帰ってきた。

帯状疱疹の症状も治まってきたものの、見た目の気持ち悪さは健在で見た目も含めての完治は数ヶ月先になりそうだ。

あれから数度、病院へ通い、その他の検査もちょこちょことやった。

「頑張る時に頑張るのはいいんだけど、いつも頑張りすぎてしまうのは良くない」と医師に言われる。やらない時はゼロ、やる時は100というやり方ではなく、やらない時は20、やる時は80くらいで運動しなさい、ということだ。至極ごもっともな助言である。

確かに、「限界を迎えてからが本番」という中学の部活のノリで自転車をこいでいた節があった。ただ、自転車界に限らず運動系の世界ではこういうのは普通だと思うし、それを重ねてこそスポーツだと思う。

ただし、それはある程度スポーツをやって体が出来上がった人間のすること。何年と運動もしなかった人間がいきなり毎日自転車100キロこぐようなバカなことをするんじゃない、体がついていくわけがないだろう、と割と真剣に怒られたのだ。

家で療養を始めて、身体のあちこちに違和感がある。左腕がよく痺れるようになったし、伸びをすると太ももあたりがじわっと痛みが走るようになった。経験のない肩こりも続き、体がおかしくなってしまったように感じる。年齢的に四十肩か?と思って調べてみたけれどそれも違うようだ。旅の最中の方がラクだったような気もするが、自転車旅が原因の一端と考えるとなかなか。

もともと不摂生、不養生もあったのでそれがいっぺんに来たのかもしれない。

「やらない時の20」は確かに重要である。

 

そういえば、自転車旅をしていてロードバイクの良さを見つけてしまった。

というより、クロスバイクの弱点なのだろうけれど、姿勢がほとんど一定になってしまうので、決まったところが痛くなる。クロスバイクは手と腰がとにかくやられる。姿勢が一定だと腰が固まるし、手も決まったところに圧力がかかるのでそこだけが痛くなる。そこで手を庇うようにすると今度は肩が痛くなる。

その点ロードバイクはハンドルの握る位置を変えれるのでその心配はないんだろうなぁ、と。まぁ別の悩みはあるんだろうけれど。

 

それと、これはまだ自転車に慣れていないからなのだろうけれど、とにかくスピードが出ると不安。30キロあたりからブレーキかけたくなる。クロスバイクでタイヤは太めとはいえ、先の路面状態もよくわからないままこのスピードで突っ込んで大丈夫なんか?ちょっとした窪みとか砂とかあったらそのまま落車に至るんじゃ?という道もたくさんあるし、自転車乗りは何を信頼してこの道を高速で走るんだろうと自転車旅をしながら思う。そこで自信満々に「自分の技術!」なんて言えるわけもなく、体力も技術もない人間には自転車旅はちょっと早かったのかもしれない。という普通の結論に至ったのである。まぁ、心を折られるほどではなく、またそのうち無茶をしに行きたい欲はある。

 

そうそう、この旅の一番の不満を聞いてほしい。

マジでね、こればっかりは本当に頭に来てんのよ。こいつ、僕の味方をする気が全くないんだな、と。まぁ、「風」なんだけどさ。追い風だった時がないのよ。

一関から石巻に向かうときって、当然山から海に向かうわけだから標高で考えれば全体的に下りの行程になるんだけど、風のせいでその恩恵が全く感じられなかった。向かい風で極め付けは石巻から松島に向かった時かな。強風すぎて下り坂でもこがないと進まないという。上り坂は大人しくチャリ押したわ。まぁ苦労した分松島の景色の感動も大きかったけど、到着が遅れたせいでお魚市場()でギリギリご飯食べられなかったし。

 

まぁ色々学ぶことが多かったんだけど、自転車旅は一端置いといて、今度は別の旅をする予定。その準備ももう進めていて、その内容は別の記事で書こうと思う。

旅の途中で病気になった話。

ブログをずいぶん放置してしまっている。

長々と書く時間があったら少しでも前に進もう、と日の出ているうちはチャリ漕いで、日が沈めば明日のルート検索して寝るだけの毎日だった気がする。

 

1週間くらい前から左腰のあたりにむず痒いような違和感があった。

「チャリに乗っていて衣服が擦れていたんだろう、チャリの漕ぐ姿勢が左右で偏っているんだなぁ」なんてのんきに考えていたら水脹れになってしまって、それもどんどん広がっていく。皮膚が赤くなっていて水脹れはプツプツと細かい。日々面積が広がっていく。明らかに衣服が擦れていない箇所にまで侵食してきたので別に原因があるのだと考え直した。

患部はパンツ一枚履いていればすっかり隠れてしまう範囲だったので、「もしかして毛虫の毒針でもパンツに刺さっているのだろうか」と衣服を二度洗いしたりもしたけれど改善されない。そもそも毎日履き替えているのでこの線は元々薄かったが。

動いている最中は全く気にならないが、じっとしているとピリピリとした痒みがある。が、我慢できない痒みではない。ただとにかく見た目が酷い。感染症か何かだろうかと心配になってきた。

原因がわからないまま旅を続け、細かい水脹れが100以上に増え皮膚はボコボコ。爪で摘むと皮膚が破け、体液が染み出してくる。その水疱もジリジリと範囲を広げ、股間の方に近付いてきていた。ので、流石に病院行きを決意した。

写真を撮っているが、見て気分が良いものでもないので自重する。

 

宮城県石巻市

皮膚科を検索するといくつかヒット。その中で現在地から近い 鈴木皮膚科医院 に向かう。

到着すると、「臨時休業」。おい、マジか。別の皮膚科に向かうしかないか、と思案していると、斜向かいに 二宮外科クリニック を発見。外科と聞くと手術のイメージが強いが、お年寄りが吸い込まれていくのを見ていると手術しに来ているようにも見えない。内科は身体の中を診るわけだし、その逆の外科なら皮膚の方も診てくれるだろう、と縋る気持ちで入ってみるとすんなり受付をしてもらえた。

 

名前を呼ばれ医者と対面。

症状を話し幹部を見せる。陰部にまだ届いていないこともあって羞恥心はさほど刺激されなかった。

「これは帯状疱疹だね」とすぐに診断が下る。

おい、外科医。そんなすぐに断定して大丈夫なのか?適当に診断するタイプのヤブじゃないだろうなと疑っていたが、いくつか水疱を潰して採取した体液の検査結果からも帯状疱疹で間違いなかったようだ。この医者、やりおる。

体力が落ちた時、免疫力が低下した時やストレスが原因のようで、チャリの漕ぎすぎだったのかもしれない。どういう病気なのかを丁寧に教えてくれ、軟膏と飲み薬とヨードチンキ的なものを処方してもらう。

本来痛みも伴う病気のようなのだが、特に痛みはないので痛みどめの処方は断った。

これを後に後悔する。

支払い待ちの時間に帯状疱疹について調べてみると、二度目の水疱瘡的なものらしい。

統計的には30代でかかる人は少ないらしいのだけれど、まぁ30代でいきなり自転車で旅に出るようなやつはもっと少ないんだろうからこんなこともあるかもしれない。

 

さて、処方箋をもらい、向かいにある薬局で薬を処方してもらう。

3000円でお釣りが来るくらいかと思っていたが、薬代は5750円。え、高くね?と思いながらもポーカーフェイスで支払いを済ませる。

明細を確認すると、アメナリーフ錠200mg14錠で薬価1701点。つまり17010円と高額なお薬だったようで、ほとんどがこの薬のお代だった模様。保険で負担は軽くなっているとは言ってもそれでも診察を含めれば1万円近くになる。大きな負担には違いない。

コンビニでパンと飲み物を買って食後にすぐに薬を飲む。一錠の大きさにびっくりはしたが2錠を一度に問題なく飲み込む。二千円が胃の中に収まる。

効くのは二日目以降くらいからということなので医者に言われた通り、治まってくるまで休養に励むことにする。

拠点に戻ると、どうも患部の左腰あたりが痛い。ピリピリした痛みの他にも鈍痛がある。

今までなかった痛みが出たので薬の副作用かと思い調べてみると、やはりその記述が見つかる。この痛みが出るならやはり痛み止めは必要だった。

ヨードチンキ&軟膏を塗り、ガーゼを当てて就寝。

 

翌朝、シャワーを浴びようと服を脱ぎ幹部を見ると、昨日まで何でもなかった水疱が真っ黒に変色していた。なんと言えばいいのだろう、元々100以上ある水疱が皮膚の下にホクロができたように黒斑になっている。

これにはマジでビビった。昨日までは水疱とその周囲が赤くなっていただけだったのに、いきなり黒が混じって中々に気持ち悪い。破れた皮膚からはより濃い黒が露出していてグロテスクさに拍車をかけている。ただ、患部を撫でてみると昨日ほどの凹凸はなく、水疱は薬の効果なのか萎んでしまったようだ。ただ、鈍痛は続いていて、左くるぶしあたりにも神経痛のような痛みを感じる。あまりの変化に気が滅入るが、昨日読み込んだ帯状疱疹の回復の過程でこうなるようなことも書いてあったのでポジティブに考え、石鹸で丁寧に患部を洗う。特にしみたりはしない。

セコセコとチンキで消毒、軟膏塗り塗り、ガーゼを貼る。

このグロテスクな黒斑がなくなるのはいつになるだろうか。

あと数日は療養し様子を見て旅を再開する予定だ。

 

 

自転車旅に出た話。

5月19日。自転車旅に出た。

もう、本当にアホ。運動もせずに荷物を30kg弱くらい積みに積んでの出発。初日から上り。午後からは雨。体力なんか早々に無くなるし、雨が降ってからは心もボロボロよ。

勢いで出発したもんで、出発してから、「あ、これはダメかもしれない」と何度も思った。

 

もみじ谷大吊橋

栃木県塩谷町からの出発で、矢板市那須塩原市ときた。

交通量の少ない道を選び、上り坂をできるだけ避けながら行くんだけど、想像していたよりも悪路だったり、車通りが多いから別ルートを行けば思いっきり上り下りのある道だったり。

矢板から県道30号線を北上して関谷に向かう途中、箒川の橋の手前を左に折れるともみじ谷大吊橋へ抜けれるんで、歩道がなかったり自動車の交通量を考えればこのルートが正解だろうと入り込んだのが失敗だったかもしれない。とにかく上ったり下ったりでとにかくしんどかった。上りは自転車を押して、下りだけ自転車に乗って、上り坂のカーブの先にまた上り坂があり絶望しながらも休憩を繰り返して何とかもみじ谷大吊橋までついたわけだ。

 

もみじ谷大吊橋2

天気も悪い。

早く行かないと雨が降る予報だし、降る前にできるだけ進みたい気持ちもあるんだけど、やっと見つけたベンチで寝転がったらなかなか起き上がれない。

あとトイレにも行きたい。着いた側のトイレは故障中で、トイレに行くには橋を渡って料金所のある賑やかな方に行く必要があるし、そっちに行ったらベンチで横になれない。できるだけ便意と闘いながら休憩して、分が悪くなってきた頃に行動しようと思う。

出発も早かったし、何より昨日の午後4時から寝てないこともあって眠いし疲れてるし動けなかったのだけれど、さすがにトイレは行かなきゃいけない。旗色が悪くなってきたので仕方なしに通行料金を支払ってトイレに駆け込む。橋の通行料金は300円。

 

水分補給後に出発。

もみじ谷大吊橋から幹線道路に出るまでの上り坂がしんどい。吊橋を出発して5分。早々に体力を9割持っていかれる。先にトンネルがあったので、ここは一旦脇道に入り、迂回することにする。

このまま塩原を通り福島を目指すことになるけれど、この時点で「今日は塩原まで」と心に決める。塩原を抜けて中三依まで行くまでに急な上り坂と長いトンネルがあるようで、ここを抜けるのは危険だろう、と。体力もなくフラフラで雨で視界が悪い中では事故の確率も跳ね上がる。自分もしんどいし、車の視界不良で初日から事故に遭うようなことにはなりたくない。

予報よりも早く雨が降り始める。

再び大きなトンネルに遭遇し迂回するか通過するかで悩んだが、交通量が少なかったことから通過を決めた。今まで迂回するたびに上り下りに苦しんだこともあったし、Googleマップを見る限り、トンネル内は1.5kmで、20m上り坂という緩やかな勾配で10分かからず通過出来ることや、迂回路よりも大幅に距離が短いこと、雨を避けれること、総合的に考えた結果だったけど、結果的にこの選択は間違っていなかったと思う。

トンネルを抜けると、なかなかの豪雨。急いでレインジャケットを着たけれど、坂道は完全に川と化し、上り坂になるたびに靴内に雨水が侵入する。心まで冷え切ってくる。

上り下りとあるなか黙々と歩き、何とか塩原の街中まできた。

所々からわずかに温泉の匂いがする気がするししない気もする。温泉街というだけで鼻がそう錯覚しているだけだろうと思う程度の匂い。

ここから泊まる場所を探さなくてはいけないのだが、テントを張る場所が見た感じない。とにかく休むために、塩原温泉各地にある廃旅館のうちのひとつで雨宿りをする。靴下も脱いで足を乾かす。

時間は14時。午前3時からご飯も食べていないのでいい加減何かをお腹に入れたいとGoogleマップを見ると、この廃旅館の隣が和菓子屋さんだった。道路に出て隣を確認すると、確かに「亀屋本舗」とある。これ幸いにと和菓子屋さんの駐車場へ移動し、和菓子を購入。屋根付きの駐車場で和菓子を頬張った。糖分が全然足りていなかったおかげもあって、とにかく美味しい。

お腹にものが入ったことで幾分か落ち着いた。が、泊まる場所を探さなくてはいけない。

天気予報を見る限り翌日まで降り続く予報なので、雨の中テントを設営することになることを考えると気が重い。街を抜けて人が少ないところを目指す必要がありそうだけれど、街を抜ける元気がなかった。

 

「もう、旅館でよくない?」

 

そう考えたら行動は早かった。

ネットで調べればすぐ旅館が見つかって、身体を休めるだけなので、豪華な食事の出ない安い旅館がすぐに見つかった。予約に空きがあることを確認してチェックイン開始の15時と同時に訪館。無事チェックインを済ませる。

塩原温泉 八汐荘。

八汐荘

平日の素泊まりなら一人一泊5000円程度。しかも10畳と広い。流石にここまでの広さはいらないけれど。ただ、旅をするためにテントを購入した以上、何となく反則をした気分になる。

まぁ初日、雨、体力の限界とあって、早々に切り替えた。旅の目的も特にないので、好きなように行動したらいいのだ。

部屋に着いて横になって気づいたら寝ていた。

スマホの充電やエアコン前に衣類を干すなど、寝る前にしっかりやっていたことに起きてから気づいた。記憶になくてちょっと怖い。

夕食、朝食はお弁当が購入できるので、そこで購入して食べることにする。お弁当は近くのコンビニで購入した方が安上がりだと思うが、すでに筋肉痛で歩き方もおかしくなっているので無理せずホテル内のお弁当を購入する。昔は超回復なんていう言葉もあったけれど現代においては否定されているようなのでおとなしく養生するのが一番である。風呂は大浴場が面倒なので部屋の風呂で済ませる。足が上がらなくて湯船でつまづいて転んだ。

何日かは塩原を観光しようと心に決める。

のんびり見て回って、足を休めつつ適度に歩いておきたい。

自転車の盗難リスクがあるとなかなかできないことも多く、旅館に荷物を置いておけるうちに行きたい場所に行っておこうと思う。

脅迫者から手紙が届いた話。

もう出発するする詐欺認定でいいと思う。

うん。まだ出発できてない。

 

ここからは言い訳タイムになるんだけどさ。

姪っ子が土曜日に来たんよ。

「今日で僕と遊ぶの最後だよ」って言うと、姪っ子の、特に下の方の子がめっちゃくちゃ焦っててさ、秘密基地なんか作ってその中でのんびりしてると、「今日で最後なのにこんなことしてる場合じゃない!」と焦ってなにをしても空回り、空回り。

義妹の「帰るよー」の声にテンションダウンからの泣き出し。まぁこれはいつも通りなんだけど笑

今回は最後だからその鳴き声に僕もグッと来てしまって、ついつい来週まで延期を…と考えた次第で。

 

って言うのは冗談。や、話自体は事実なんだけどさ。

 

まだ確実ではないけどもう事件性はないだろう、と非公開にしていた少額訴訟とその支払いの記事、脅迫電話の記事を公開に戻す。

 

 

orukamon.hatenablog.com

 

 

まぁ、その脅迫電話の件で進展があってさ。

脅迫電話の記事を公開してから次の日くらいかな。やっぱり相手に手紙は送っておくべきだろう、と手紙を書き始めたのよ。

警察からは「電話番号が同じとはいえ、本人からの電話とは限らない」と言われたけれど、まぁ電話内容からして十中八九、いや、十中十、彼からの電話だからね。

 

「君の家電(×かでん○いえでん)から僕の父親へ罵声の電話があったんだけど」

「犯罪行為だってわかってる?」

「金を返さないだけじゃなくて、関係ない身内を脅迫してくるってのはどういう了見だ」

「今後、実家への電話、訪問の禁止。身内への手紙の送付禁止な」

「電話、訪問があったらその場で問答無用で警察呼ぶ」

「父親が被害届出すって言うなら止められんからこれ以上刺激すんな」

 

という内容をしたため、5月12日金曜日、簡易書留で送付。ちなみにこの日は僕の誕生日。別にこの歳で誕生日なんてどうでもいいんだけれど、誕生日に脅迫電話の抗議文を書くというのもなかなか経験できない乙なものである。

身内に危害が及ぶ可能性がある以上はやんわりと伝えても仕方がない。脅迫電話に対しては強く抗議した。恐らく酒の勢いで連絡をしてきただけだろう、という判断だけれど、万が一があっても困る。自身の行いがいかに愚かなことかを自覚してもらわなくては仕方がないのだ。

発送が金曜日だったのだが、どうやら簡易書留でもすぐに届くわけではないようだ。相手に届いて数日は反応があるか(実家に電話、訪問があるか)を確認しておかなくてはという思いから、日曜日に届いていない時点で旅の延期を決めた。(言い訳)

そして5月15日、月曜日。郵便追跡サービスで午前中に届いたことを確認した。

さすがに受取拒否、という流れにはならなかったようで安心した。

 

それから数日は相手の反応待ちだ。もちろん反応がない方が好ましい。何もないことを祈りながら、いつ出発すべきかと何度暗礁に乗り上げたかわからない自転車旅を考える。相手からの反応次第では、どんどん延期されてしまうし、出発日は完全に未定となった。

それでも準備は怠らず、待ち時間にパッキングを工夫したり、BE-PAL(ビーパル)6月号の表紙「今こそ自転車旅へ!」に惹かれてうっかり付録つきの高額雑誌を買ってしまったり、家族宛てに僕のいない間に何かあった時のためのマニュアルを作ったりした。

ちなみにBE-PAL2023年6月号の付録、Nangaのソロテーブルはとてもコンパクトで「自転車旅にはこれくらいでいいんだよ」という安っぽくて遠慮なく使えるちょうど良さから旅に持っていくことにした。

 

 

そして、本日2023年5月17日。反応があった。

「禁止」としっかり釘を刺したにもかかわらず、僕の父親宛に彼から手紙があった。

 

宛名は「○○家の父さんへ様」。独特の言い回しである。

 

簡易書留で届き、父から受け取った段階で開封してある。すでにその中身を一読しているようだ。

この件に一切関係ない父親を巻き込むのはいい加減にして欲しいところだが、電話や訪問という選択肢を取ってこなかったことには安堵した。

電話、訪問は即警察に通報すると書いたことで、彼もそこは自重したようだ。

父から受け取った封筒は分厚く、重みを感じる。

この重みの理由は裁判後に僕が送付した手紙をコピーだった。

丁寧に先日送った抗議文のコピーも同封されており、鉛筆書きでいつ届いたものかの記載もある。

手紙は法律に触れぬよう書いているし正当な督促、支払い提案なので父に見られてもダメージはないのだが、これで相手の思惑が見えてきた。

手紙の内容は個人情報に関わる名前は伏せ、読みづらいが原文ママで記載する。

 

  紙が多くなるのでこれに書きました。

  急に電話をして本当に申訳けありませんでした.ごめんなさい

  ○○(僕)君が息子のことを書いて有りました

  が家にいないです 女の子と同性しています.

  仕事運転の仕事です基本給があまりに

  も安すいです12万円 大形車の運転です.

  息子に3万位づつ手伝つてもらえと書いて

  いますが安すすぎてクレジット会社から

  かりてしのいでいると言ってました

  ○○(僕)君が仕事していないのであれば

  仕事するようにしゃべったらどうですか

  よけいなことですが

 

という内容で、字は前後から判断する必要があるほどきったねぇところも。

今からこれをひとつひとつ確認していく。

 

「紙が多くなるのでこれに書きました」

 

これは、彼が裁判所に提出した答弁書のコピーの裏にこの手紙が書いてあるからだろう。

確かにA 4用紙が6枚、四つ折りにして封筒にみっちみちに詰めてあったので一枚でも減らしたい気持ちはわかる。

 

「 急に電話をして本当に申訳けありませんでした.ごめんなさい」

 

僕の送った手紙でなのか酒が抜けたからなのかはわからないが(そもそも酒を飲んでいたのかは不明だが)、電話で脅迫、罵声を浴びせたことがいかに悪手だったかを理解したのだと思う。何より、罵声を浴びせた相手に手紙を送る以上、最低限必要な謝罪があったことは安堵するところだろうか。しかし、急な電話の謝罪であって脅迫、罵声という行為に対しての謝罪ではないのだから形式上の謝罪であることがよくわかる。

 

「○○(僕)君が息子のことを書いて有りましたが家にいないです 女の子と同性しています.仕事運転の仕事です基本給があまりにも安すいです12万円 大形車の運転です.息子に3万位づつ手伝つてもらえと書いていますが安すすぎてクレジット会社からかりてしのいでいると言ってました」

 

まぁ分析するまでもなく、「息子には頼れねぇんだよ」ということだろう。こちらとしては、それが返済できない理由にはならないから主張は変わらないんだけれど。

問題は、これを僕の父親に宛てた手紙に書いた理由だ。僕の父親に状況を把握してもらって、同情を誘って督促をやめさせたい、という魂胆なのか、こういう事情で声を荒らげてしまったんだ、ということなのか…。

僕の手紙のコピーには鉛筆書きで「これをよんだら全部すぐ処分してください」との記載もある。僕に知れるのを防ぐための証拠隠滅だと思われるが、どうやら彼は僕の父親が味方になり、督促をやめさせてくれると本気で思っているように思える。僕の父親は彼に脅迫され、罵声を浴びせられた人間である。その加害者の味方をすると信じているとは浅はかで愚かだと言わざるを得ない。状況は変わらないだろうが百歩譲って、せめて母親に宛てるべきだったのではないだろうか。

 

「○○(僕)君が仕事していないのであれば仕事するようにしゃべったらどうですかよけいなことですが」

 

いやこれマジで余計なことなんだがw w w w

めっちゃ煽ってくるじゃんw w w w

「この人金がないから督促してくるんだな。よし、働かせよう」みたいな勘違いからくる考えなんだろうか。一応自転車旅を計画するくらいに金はあって、それ目的で仕事を辞めてるのだが、自転車旅は親に話していない現状では、父親は「確かに仕事した方がいいんじゃねぇの?」という話をしてきかねない。現在無職なのは確かなので、この指摘は的外れながらも無駄にダメージがある。しかも僕の名前が間違ってて殊更に煽られてる気がする。非常に悔しい。

まぁ冗談はさておき、僕はあくまで、契約書が時効になる前に裁判を起こしただけで、判決が出た以上はしっかり計画的に弁済してくれよっていうだけだったのだが。

 

 

正直、僕だってこんなことを長々とやっていたくはない。いつでも頭の片隅にこの契約が残っていることがストレスで仕方がない。だからといって、この貸金を放棄するような、支払わない者勝ちのような状況にするわけにもいかないし、なによりこの件で第三者を脅迫した人間に屈するわけにもいかない。他の借金を優先し、僕への支払いを後回しにして解決をはかる裁判にも出廷しなかったことを僕は忘れていない。本当に完済しようという気概が見えない以上、僕が折れることはない。この問題は相手の非礼と僕の意地の問題なのだ。

 

相手も高齢だ。このままでは生涯完済は難しいし、当人だって相続者に迷惑をかけたくはないはずだ。存命のうちに完済を目指すのは当然のことだと思うが、提案されるのは遅延損害金にも満たない支払い案のみ。生涯支払い続けても残金は増えていく。その負担は膨らんで相続者に渡る。これを解決案とは言えない。

せめて、「こういう状況だから支払いは難しい。裁判後の提案で申し訳ないが、今後の遅延損害金はなしにして、毎月〇〇円の支払いを○年続け、総額○○円支払うという話で完済に向けて頑張りたい。何とかならないだろうか。」と減額を提案しないと解決が難しいと思う。

このままいけば彼が長生きしたぶん借金が増える。彼の遺産は相続放棄ということになり得るし、それなら相続財産管理人でも立てて少しでも回収することになるだろうけれど、この借金を知らずに相続した人間が大変な思いをすることもあり得る。僕もその対応は面倒臭いのでしたくはない。

 

とりあえず、手紙が来たことは警察に報告済みだ。

この手紙で彼からの電話であったことが証明されたわけで、ただこちらも警察も、今は民事で何とかしましょうぜという話で終わっている。

そしてこちらからアクションを起こすと、相手の反応を待たなくてはいけなくなるのでこのまま放置することにした。

5月の支払いは未だされていない(そもそも 4月も満足に支払われていないが)ので、支払う意思があるのかどうかは確認しておきたい。

そして現実的な解決案はなさそうなので支払いの有無に関わらず、自転車旅で岩手に行ったら裁判所に寄って強制執行でも申し立てようかな、と思っている。今はそう思うことにして、自転車旅に出たい。

 

あんなに泣かせた姪っ子に会ったらまた泣かせることになりそうだしなぁ。

明日は木曜日。燃えゴの日だ。出発にはちょうどよさそうだし、明日出発しなかったらタイミングを完全に逃しそう。出発するする詐欺常習犯なので出発するとはここでは言わないことにする。

自転車旅のルートが大まかに決まった話。

※事件の可能性もあるため、脅迫電話・少額訴訟の記事を非公開にしました。

いやー、土日は雨模様みたいで、延期しといてよかったなーと笑

これからいくらでもこんな雨の日があるんだろうけれどね。

そういえば身内には旅の件は伏せているので、「職探しに自転車で就職活動に行く」と置き手紙を残すことにした。

矢板-塩原地図

僕、塩谷町から出発するんだけど、とりあえず自転車旅に出たら、日本海に向かうのに新潟を目指すことになりそうで、栃木県は矢板市県道30号を北上して塩原に向かって、国道400号から地図左上の上三依を目指すことになりそう。そこから福島→新潟というルート。

日光いろは坂とか、鬼怒川方面の川治ダム方面の道も考えたんだけど、どうも塩原からのルートが比較的高低差がないようで楽なルートっぽい。尚仁沢湧水ルート、おしらじの滝ルートはしんどいのが分かりきってるので絶対に行かない。

さすがに日光いろは坂方面はね…。いろは坂だけでもしんどそうなのに、その後は金精峠が待ってるわけで、栃木から出る前にゲロ吐いて死にそう。しかも群馬方面に抜けるから想定してる方面へなかなか抜けられないという。川治ダムルートは車の通りも少なそうで結構好きなルートなんだけど、多分塩原ルートの方が休憩できそうなところが多いんだよね。もみじ谷大吊橋あたりで一度休憩して、その先にもちょいちょい施設っぽいところあるし。

何より、初日から無理をする気はなくて、でもがっつり登りのルートだから1日で上三依までいけたら万々歳くらいの気持ちで行きたい。そもそも自分がどれだけチャリをこげるのかもわかっていないのだから、上三依どころか半分も行けない可能性だって考えられるわけで。

他にもGoProとか、色々試しながら行きたいしね。ちょいちょい写真も撮りたい。まぁ急いで日本海に出なきゃ行けないというわけでもなし、3日くらいかけて栃木を抜けるくらいの気構えで行こうかね。

次の更新はいつになるかはちょっとわからないけど、何も更新がなければ5月15日に無事出発したということで。