オルカの日記

雑記と少しの自転車旅

少額訴訟の被告人から脅迫電話があった話。

僕さ、タリーズコーヒーでブログ書くのが習慣になりつつあるんだけど、さっき、注文の列で、僕の前に大量の女子小学生がいてさ、そのうちの1人がバームクーヘン一個で会計をしてたわけ。

たった一切れの小さなバームクーヘン1個が300円してて、それを平然と払う小学生に、僕すんごいびっくりしちゃって。死語かもしれないけど、「ブルジョワ」って言葉が久しぶりに頭をよぎったんですよ。

店員さんが「ドリンクはいかがですか?」って聞いてるのに、「ん?栗?」とか返す天然小学生。笑いを堪えるのしんどかった。

赤面する小学生も可愛かったし、なんか癒されたわ。

 

 

さて。早速なんだけど、

前の記事で、出発予定日はずれてないし、予定通り木曜日に行くよって言ったじゃん?

申し訳ないんだけどさ、

 

自転車旅の出発予定日、ズレたw w w w w w w w w w

 

いやほんと、申し訳ねぇ。

これほんと、マジでびっくりしたんだけどさ、想定外もいいところで、

 

うちに脅迫電話かかってきたんだわw w w w w w w w

 

や、笑い事じゃないんだけどさ。こんなことあったらさ、もう笑うしかないでしょ?

 

昨日記事を書き終わって、ゆっくりGoogleマップで旅の道程を考えていたんだけど、ちょうどそのくらいに、例の裁判の被告人、岩手の債務者から実家に電話がかかってきてたみたいでさ。

 

うちの家電(×かでん○いえでん)って父親のスマホに転送されるようになってて、家電(いえでん)にかかってきた彼からの電話が転送されて僕の父親が受けたわけ。

 

「お前の教育が悪いんだ!」

「家をぶっ壊してやる!」

 

といった、罵声、脅迫があったようで、突然のことにびっくりした親が何を聞いても

 

「お前の息子にきけ!」

 

と通話終了までの8分間、終始めっちゃくちゃキレていたらしい。

父親は戸惑うだけの8分間だったんだろうな。悪いけど想像するとちょっと笑っちゃう。

いやー、さすがにこんなことになってるとは露知らず。

僕は矢板タリーズコーヒー

 

「新潟って徒歩40時間で行けるんだ!ちけぇwww」

 

なんてやってたんだけど。

家に帰ったのも夜遅くて、親は寝てたんだろうね。僕は木曜日の出発に合わせて家の整理とか、出発前の準備をするわけ。

そんで、そろそろ眠たいしひと休みしようか、という頃に父親から連絡。それが今日(5月10日)の早朝6時。

親からかくかくしかじかと説明を受けて、電話を受けたのが僕だったらとことん話し合ったところだろうけど、さすがにこの件と関係のない親に罵声まじりの脅迫電話があったとなっては何かしらのアクションを起こすしかないな、と。

徹夜で眠たい午前6時。必要な情報を整理しつつ矢板警察署へと向かったわけ。

 

警察署では綺麗な女性警察官が受付で大雑把に話を聞いてくれ、それを後ろで聞いていたベテランっぽい警察官が、「じゃあこっちで話を聞くよ」と待合室見たいなところに案内してくれた。

僕の身体も声も震えていたので、とりあえず落ち着けようともしてくれたんだと思う。

震えていたのは、報告を受けて30分しか経っていなくて、突然のことに戸惑っていたからという理由もあるけど、徹夜だし、寒かったし、警察署で緊張していたからだと思うんだけど。

朝から迷惑だろうなぁ…と思っていたんだけど、仮眠をとっていただろう人も起きて参加してくれて、計3人ですんごい話を聞いてくれる。

このブログで書いたことはところどころ抜けてはいるだろうけど、娘との出会いから別れ、契約書を交わしたところから訴訟に至るまでの経緯、訴訟後のことまでおおよそのことは話してきた。

相手の氏名、住所、電話番号は全て警察署に渡った。

最終的に、突然のことで録音はできていないし、父親のスマホに残った電話番号は確実に彼の家のもので容易に推測はできるとはいえ、確実に当人からの電話だということは断定できない。捜査をするには少し弱い、ということだった。僕からすると電話の内容から本人であることは明確なんだけれど、それは第三者から見たらわからないからそう言われても仕方ない。第三者が彼の家から電話をかけて脅迫した可能性が潰れないのだ。

なにせ、僕も電話を受けた張本人ではない。可能性はゼロに近いとはいえ断定してしまうのは危険だというのもよくわかる。

まぁそれに異論は無い。そういう電話がかかってきたという報告をしておくだけで、実家や身内に万が一何かあったときは確実に警察が動いてくれる。事前の相談があれば彼は容疑者候補に即刻加えられる。だいたい、逮捕なんてことになったら支払いはどうなんるんだ。逮捕されては困る。今回はそれで十分なのだ。

70代の身体の悪い華奢な人間がわざわざ岩手から栃木に来て家を破壊するだろうかと考えると、それはなかなか考えにくいのでさほど心配はしていないのだ。

ただ、これは僕に危害が及ばないから気楽に考えられるだけなのだが。完全に逆恨みだし、原因に関係しているが僕に責任はない。僕は旅に出てしまうし、実家を破壊しにきても僕はそこにいないし、居場所が知られない以上、彼に僕を傷つけるなんてことはできない。この脅迫電話は僕にとっては他人事と言ってもいいくらいダメージがないのだ。すでに脅迫電話で片足突っ込んでいるにしても、そんな当人にダメージも与えられないしょうもないことで犯罪者になって、わざわざ家族に犯罪者の妻・犯罪者の娘・犯罪者の息子・犯罪者の犬という烙印を押すような迷惑をかけるメリットが彼にあるわけがない。

 

ただ、実家に住まう人間の目線からしたら、自分たちは完全にとばっちりで正直溜まったものではないだろう。僕はこれは完全に逆恨みだと思っているが、相手が迷惑をかけてきた点については本当に申し訳なく思う。

自分にノーダメージとはいえこれは本当に許してはいけないし、申し訳ないと思ってしまった以上は進展があれば逐一警察に報告しなくてはいけない。

それに、彼が父親に浴びせた「親の教育が悪い」という罵声には本当に頭に来ている。僕はひねくれた部分は多分にある。でもそれは自分に原因があり、親の教育云々の話ではないと思っている。今までは彼の人柄を信じたり、事情を鑑みて汲み取ったりすることはあったが今回の件で、彼は完全に敵だと認識した。

 

だいたい、親の教育の話をするなら、だ。

 

お前の娘が原因でこんなことになってんの忘れたのか?

お前が娘の教育をしっかりしてればこんなことになってねぇんじゃねぇのか?

お前が息子の教育をしっかりしてれば今頃とっくに弁済し終わってんじゃねぇのか?

自分の教育の悪さを棚に上げて好き勝手言ってんじゃねぇぞ?

契約書を交わしたのもお前だし、弁済を放っておいたのもお前だし、裁判まですっぽかして現状を作ったのもお前自身、全て自業自得だってことわかってんのか?こっちは法律に則って正式に弁済の要求をしてるんだよ。そこにお前の子供に対する教育、さらにはお前の受けた教育が関わる余地はあっても俺の親の教育が関わってくる余地なんかねぇし脅迫してくるような逆恨み野郎に言われる筋合いはねぇんだよ。

 

くらいの気持ちはもちろんある。

まぁこんなことをどう柔らかく言っても、どうしても怒りの感情が乗ってしまうので警察の心象を悪くする可能性しかないし、当人にも言っても余計に拗れるだけなのでさすがに言いはしないけど。

何にしても、これだけの材料が揃ってしまうと、いよいよ法律が僕の味方なんだなぁと感じてしまう。裁判までは個人同士のやりとりで完全に孤立無援だったけれど、裁判を起こしてからは裁判所が僕の味方になってくれて、今回のことで警察まで味方についてくれた感じ。

身内に身の危険はあれど、(僕の常識で考えると)わざわざ危害を加えにくる可能性は低いので、少し様子見をしたい。

 

家に帰ってから思い出したんだけれど、やつの娘と付き合っている時に「父親は酒を飲むと気が大きくなって不満ばかり言ってる。普段は事なかれ主義の小心者」という話を聞いた気がする。

さてはその時酒でも飲んでやがって、気が大きくなった勢いでかけてきやがったんじゃなかろうか。

普段は温厚な人柄だったと思うし、酒の勢いを借りた可能性は多分にあるし、シラフに戻った今は電話したことを後悔してるまである。

酒を飲んだ勢いで電話をかけられても、酒の勢いは岩手から栃木までは保たないだろう。せいぜいバスに乗って一ノ関駅に着くまでが関の山だ。関だけに。

関を超えてきても矢板(土留め板)駅で防いでやるぜ。

あー、矢板はあまり上手くないかもしれん笑

 

まぁ、さすがにこんなことがあって、次の日僕がいきなり旅に出だしたらさすがに親が可哀想なので、悔しいけれど出発の日程は少しずらさなきゃな、と思っている。

木曜日の出発というのは「燃えるゴミの日」だったからで、家のゴミを捨ててその足で旅に出るつもりだった。次は燃えゴは月曜日。出発は月曜日にずれる。

親にはもし知らない華奢なおじいちゃんがきたらそいつかもしれないから警察を呼ぶ準備をしてね、と伝えておく。

僕はというと、月曜日に出発が延びたことはとても悔しいが姪っ子ともう一度遊べるんじゃないかと思っている。本当に悔しい。